ショックドライバーの使い方

ショックドライバーの使い方

ネジ山が固着して外れない場合やネジ頭がナメてしまう事は整備していれば遭遇します。
ナメたネジやナメる前に固着気味と感じたネジには迷わずショックドライバーを使用しましょう。

今回はショックドライバーの使い方を説明します。
是非、参考にして頂きたい。

整備情報

ショックドライバー:固着したネジ・頭がナメたネジを外す工具。インパクトドライバーとも呼ぶ。

作業手順

ショックドライバーの使い方

ショックドライバー 回転方向

ショックドライバーの回転方向を選びましょう。

ショックドライバーを時計回り・反時計回り、どちらに回してネジを外すのか設定します。
通常のネジは、反時計回りに設定しましょう。
逆ネジは、時計回りに設定しましょう。

緩める回転が分からない場合はサービスマニュアルで確認しましょう。

回転方向を確認する方法

ショックドライバー 回転方向確認1-2 ショックドライバー 回転方向確認2-2

 

ショックドライバーを地面に押し付けてみましょう
すると、ショックドライバー先端のビットが設定された回転方向に回転します。
通常、反時計回りで取り外すので反時計回りに回転方向を設定した場合は押し付けると上記画像のように反時計回りに回転します。

ショックドライバーショックドライバー  使い方1

使用するビットを選びましょう

ビットはネジ頭に合わせて最適なビットを選ぶ必要があります。
ビットが合っていないとネジが外れず、ネジとビットの寿命を縮めてしまうので注意しましょう。
最適なビットを探すにはいくつかネジ頭に型合わせをしてみてください。
そのなかで一番フィットするものがあるはずなので、フィットするビットを使用して下さい。

ショックドライバー  持ち方

ネジ頭に対してショックドライバーを水平に配置して持ち手を握ります。

ショックドライバー  ハンマーで叩く

回転方向にテンションを掛けた状態で、水平にハンマーでショックドライバーを叩きましょう。

回転方向にテンションを掛けるとショックドライバー内部のカムに乗り上げるまでの距離が短くなり外し易くなります。
また、ビットがネジ頭に安定して密着するようになるのでナメる確率も減ります。

使用するハンマーは大きめの製品がお勧めです。
弱い振りでも発生する力が大きいため、ショックドライバーに正確に力が伝わり外れ易くなります。

ショックドライバー  取り外しショックドライバー  取り外し2

取り外したネジの頭がナメているものは、再使用せず新品を使用しましょう

ネジ頭がナメている場合の対処法

ショックドライバーのビットとハンマー、もしくは貫通ドライバーとハンマーを使用してネジ頭を形成します。
貫通ドライバーとハンマーでネジ頭を形成する場合、一般的な貫通ドライバーはネジ頭を形成する機能はありません。
叩けば、形成することはできますが適したドライバーを使い形成する方が良いでしょう。
ネジ頭を形成する機能があるドライバーの詳細情報はこちら
購入はこちら

ネジ頭をしっかり形成せずにショックドライバーを使用すると更にナメてしまうので、ネジ頭を形成してからショックドライバーを使用しましょう。

まとめ

  • ショックドライバー使用前、ネジ頭が潰れている場合はビットもしくは貫通ドライバーにてネジ頭を形成する。
  • ショックドライバー使用時、回転方向にテンションを掛けてハンマーで水平に叩く
  • ショックドライバー使用後、ナメたネジは使用しない

Q&A

  • ネジが回らない。
    • ショックドライバーの叩く力が弱い可能性があります。勢いよくショックドライバーの頭を叩かないとカムが乗り上げずビットが回転しない場合があります。
      あるいは、ビットがネジ頭に合っていない可能性があります。例えばプラスネジでも1種類ではなく幾つかの形状があります。形状が異なるビットを使用してもショックドライバーの力がネジ山まで伝わらず外れない場合があります。再度ビットを型合わせしてみて下さい。
      それでも無理なようなら、回転方法が間違って設定されている可能性があります。ショックドライバーの回転方向の確認をしてみましょう。
  • ネジは回ったようだが外れない。
    • 締め付ける方向に回している可能性があるので、ショックドライバーの回転方向の確認をしましょう。
      逆ネジの場合は時計回りで外れるのでサービスマニュアルで逆ネジかどうか確認しましょう。
  • お勧めの重たいハンマーはありますか?
  • ショックドライバーはどのようなネジを外す事が出来るのでしょうか?六角ボルトは外せないのでしょうか?
    • 緩める事ができるネジは、以下の4つです。
      ・プラスネジ
      ・マイナスネジ
      ・六角穴付きボルト
      ・トルクスボルト
      六角ボルトはショックドライバーでは外せませんが、スピンナハンドルか電動・エアインパクトを使うと緩める事が出来ます。

 

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