バイク用メンテナンススタンドの使い方

メンテナンススタンドの使い方

整備をする上でメンテナンススタンドを使用しなくては作業出来ない整備があります。そこで、車体を転倒させない安全なメンテナンススタンドの使い方をお伝えしたいと思います。

また、昨今地震が多く発生ています。
サイドスタンドのみで支えるより車体の安定性が向上するので転倒するリスクを減らす事ができます。

今回は、メンテナンススタンド(フロントスタンド・リアスタンド)の使い方を解説します。
是非、参考にして頂きたい。

整備情報

※メンテナンススタンド使用時は、舗装された地面で使用しましょう。
バランスを崩して転倒する可能性があります。
※リアスタンドは、安定性の良いJTRIP製のV受けを使用しています。
※車種により使えないV受け製品が使えないのでご注意下さい。

お詫び:本記事のリアスタンドのV受けが逆に取り付けられている点をご指摘頂き間違いに気づきました。
参考にされた方はご迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます。

近日中に撮り直し、画像を置き換えさせて頂きます。

作業手順

1.リアスタンドの上げ方

輪ゴムを掛ける輪ゴムを掛ける輪ゴムを掛ける

輪ゴムでブレーキレバーとハンドルを結び、前輪ブレーキを作動させましょう
輪ゴムの場合は、2重に掛けると強固に固定できます。

ステアリングステアリングを左に切る

ハンドルを左にめいっぱい切りましょう。
車体を起こして垂直にした際、不安定になっても左に倒れやすくなりサイドスタンドで支える事が出来ます。

サイドスタンドが掛かっている状態でメンテナンススタンドを合わせる

サイドスタンドが掛かった状態でリアスタンドのフックに仮掛けしましょう。

メンテナンススタンド掛け方 トルクレンチ使い方 ver.1メンテナンススタンドを足で踏みながら両手で車体を起こす

車体左に立ち、リアスタンドを踏みながら車体を地面に対して垂直に起こしましょう。
この時、目視でフックにリアスタンドが掛かっているか確認しましょう。
フックに上手く掛かっていない場合は調整してください。

メンテナンススタンドに足を掛けるメンテナンススタンドを掛けた

画像のように、右足でメンテナンススタンドの端を真下に踏みます
以上で、スタンドアップは完了です。

車体を持ち上げられない場合

シートフック強度がある場所を持つ

もし持ち上がらない場合は、強度のある箇所を見つけて手で上に力を加えながらメンテナンススタンドを踏みます。
カウルより、荷物掛けのフックやタンデムバーの方が良いでしょう。

高さが足りずリアスタンドを上げられない場合

リアスタンドリアスタンドリアスタンド

もし、高さが足りず車体が持ち上がらない場合はリアスタンドの高さを延長しましょう。
JTRIP製の調整は黒いダイヤルを回してボルトを取り外し、1段延長させたら再度ボルトを取り付けて固定します。
高さ調整は1段ずつ上げましょう。低い方が少ない力で持ち上げる事ができます。

2.リアスタンドの下げ方

ステアリングステアリングを左に切る

ハンドルを左にめいっぱい切りましょう。
こちらも、車体をサイドスタンドがある左側に倒れやすくする為です。

サイドスタンドを出す

サイドスタンドが出ている事を確認して下さい。
リアスタンドを下げた際に、サイドスタンドが出ていないと車体は転倒します。
必ず確認して下さい。

車体を左手で保持する

車両後方に座り、画像のように左手はシートに橋をかけるように渡し掛けします
サイドスタンド側に力を加えやすいようにする為です。

車体を保持した状態で、リアスタンドをゆっくり下げましょう。

リアスタンドを下げるリアスタンドを下げる2

バイク後方に立ち、リアスタンド持ち手をゆっくりと持ち上げます
タイヤが接地した ら車体をゆっくりサイドスタンド側に傾けます

以上で、リアスタンドが下がります。

3.フロントスタンド上げ方

※フロントスタンドは、可能な限りリアスタンドとセットで使用しましょう。転倒のリスクを減らす為です。

フロントスタンド

フロントスタンドのカラーを選択しましょう。

フロントスタンド先端には、カラーが取り付けられています。
車種によりこのカラーサイズを変更して、フィットするカラーを使用します。
型合わせしてサイズを確認しましょう。

フロントスタンドカラー各種

JTRIP製のカラーは、全5種類あります。
参考として、一番左が参考車両CBR400RRに使用しているカラー。
右から二番目が、NS-1とRG250γに使用しているカラーです。

フロントスタンドボルト固定フロントスタンドにカラー被せるフロントスタンドカラーにボルト装着フロントスタンドボルト固定

ボルトを取り外してカラーを交換します。
カラーは先端のボルトで固定されています。

フロントスタンドカラーを手で覆うフロントスタンド 取り付け

カラーを手で覆いアンダーブラケットまで誘導して挿入します。
フロントスタンド先端のカラーは、ステムのアンダーブラケットの穴に挿入します。
フロントスタンドの先端部がカウルやフロントフォークに接触すると傷が入りる可能性があるので、予防策として手で覆いながら取り付けましょう。

フロントスタンドを掛ける フロントスタンドを掛ける2

リアスタンドを掛けてない場合、左手で車体の右ハンドルを持ち水平にしてからフロントスタンドをゆっくりと掛けます。
持ち手が長いので、リッタークラスでも容易に持ち上げる事が出来ます。

車体が水平か確認

フロントスタンドを上げた後、車体が水平になっているか確認しましょう。
リアスタンドを使用している場合は傾く事はありません。
傾いている場合は、フロントスタンドを左右に調整して水平にします。
フロントスタンドのみ上げている場合は、バランスを崩して転倒する可能性があるので注意しましょう。

4.フロントスタンドの下げ方

サイドスタンドを出す

サイドスタンドが出ている事を確認しましょう。
フロントスタンドを下げた際にサイドスタンドが出ていないと転倒してしまいます。
必ず確認して下さい。

中腰でフロントスタンドを上げるゆっくり外す

※立って中腰で行いましょう。
バイク前方に立ちフロントスタンド持ち手をゆっくりと持ち上げ、タイヤが接地したら左手で車体の左ハンドルを押さえてゆっくりサイドスタンド側に傾けます
座って持ち手をあげるとフロントスタンドに力を加えにくいので、バイクの車重にまけてフロントが急落下する可能性があるので注意しましょう。

カラーを手で保護して外す

カラー箇所を手で覆いながらフロントスタンドを取り外しましょう。
カウルやフロントフォークに接触し、傷が入らない為の予防として手で覆います。

まとめ

  • フロントスタンド・リアスタンドを上げ下げする際、ハンドルを左に切りサイドスタンドを掛ける
  • フロントスタンドを上げ下げる際、カラーを手で覆う
  • フロントスタンドを上げた後、車体が水平か確認する。

Q&A

  • フロントスタンドを掛けたらバランスを崩してバイクを転倒させてしまった。
    • フロントスタンドを掛けたら、水平かどうか確認しましょう。フロントスタンドのみのリフトアップの場合はバランスが崩しやすいのでリアスタンドと併用しましょう。
      また、不慣れな初めのうちはリアスタンドを掛けるときは、ハンドルを左に切りフロントブレーキを掛けてから上げましょう。
      車重が重い大型車両はバランスを崩した際に支えるのは困難なのでサイドスタンド側に倒れ易くしておきましょう。
  • フロントカウル・フェンダーに傷が入ってしまった。
    • フロントスタンドのカラー部分を手で覆い脱着しましょう。少し手間ですがウエスで保護するのも良いでしょう。
  • スイングアームに傷が入ってしまった。
    • JTRIPのV受けを使用している場合、保護用のゴムが破けていると傷が入る可能性があります。新品を注文して交換しましょう。
  • リアスタンドが外れてバイクを転倒させてしまった。
    • L受けを使用している場合、車体を左右に揺さぶると外れる場合があります。特にフロントをチェーンブロックで吊るしている場合は要注意です。
      V受けが取り付け出来るならV受けを使用する事をお勧めします。

 

関連記事

  1. ドライブチェーンの張りとアライメント調整方法

    バイクのチェーン張り調整方法

  2. タップ下穴寸法一覧表

    タップ下穴寸法一覧表

  3. ボルト・ナット頭の清掃方法

    [ルックス向上]ボルト・ナット頭の清掃方法

  4. ステップバー交換方法

    ステップバーの交換方法

  5. [まとめ]バイク売却ノウハウ

    [まとめ]バイク売却ノウハウ

  6. 締め付けトルク単位変換表 N-m kg-m

    締め付けトルク単位変換表(kg-m⇔N-m)

  7. フロントホイール取り外し・取り付け方法

    バイクのフロントホイール取り外し・取り付け方法

  8. [まとめ]ライテクノウハウ

    [まとめ]バイクのライテク向上ノウハウ

  9. シフトペダルの高さ調整方法

    シフトペダルの高さ調整方法

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

  1. ホイール ホイール
  2. バッテリー バッテリー
  3. CDI CDI
  4. マフラー マフラー
  5. ABS ABS
  6. ECU ECU

最近の記事

  1. ホイール
  2. バッテリー
  3. CDI
  4. マフラー
  5. ABS
PAGE TOP