[故障診断と対策事例]エンジンの始動不可、燃料タンクにサビ発生を確認。

目次

症状

エンジンの始動ができない。
燃料キャップを開けてみるとサビが発生し、水が混入している模様。

原因

錆 燃料キャップ錆 燃料キャップ 内側

原因は、燃料キャップと燃料タンクの隙間から水が混入する事により、燃料ラインが燃料タンク内のサビで通路が塞がり、キャブレターは凍り、ジェット類は詰まっている事でした。

燃料キャップにサビが発生しています。2枚目の画像を拡大すると分かりますが、内側のゴムパッキンにもよく見ると小さいクラックが入っています。
おそらく、燃料キャップの締め付けが十分でなかったか、パッキンが損傷している事により、野外保管で雨が降って燃料タンク内に水が浸入したのでしょう。

燃料タンクに水が浸入すると

燃料タンク内部に水が浸入すると、燃料ラインのオーバーホールが必要になります。
燃料タンクにサビが発生すると、燃料ホースにサビが詰まり、燃料が供給出来なくなってました。燃料コックの動きも渋くなっていたので、オーバーホールして、サビを取り除きました。

キャブレター 凍る

また、冬場でしたのでキャブレター内部の水が凍っていました。
これにより、ジェット類が腐食・固着して外れなくなりました。費用を考慮してキャブレターごと交換しました。
整備する場合、キャブレターをヒートガン等で温めてジェット類を外し、キャブクリーナーを全ての穴に吹き20分放置して、パーツクリーナーで洗浄・エアーブローしてジェット類とパッキンを交換しましょう。

また、燃焼室にまで水が入った場合、ピストンリングの隙間からクランクケースに落ちて、エンジンオイルが乳白色になります。
エンジンオイルを触って粘度はあっても、目視点検で乳白色になっていればエンジンオイルは交換しましょう。

対策

燃料キャップを交換し、確実に閉めるように注意する。

錆 燃料キャップ 錆 燃料キャップ 内側

燃料キャップは交換ですが、今回は興味本位で磨いてみました。

真鍮ブラシメタルコンパウンド

磨き方は、真鍮ブラシや、電工ドリルにカップブラシを付けてサビを落とした後、ワコーズのメタルコンパウンドで磨きました。
これ位のクオリティで良ければ、ブラシで磨いてコンパウンドで磨くだけである程度綺麗になります。

 

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